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***心模様***

気分障害と軽度認知障害を持つ妻とそれを介護していく夫・そして2人の子供たちの介護へむけての取り組みなどを綴っています。また、周りの同世代の介護・高齢者のお話も時々呟いていきます。

13種類の内服薬があった理由。

母の入院3日目。この日は病院に行かず、予定を終えて夕方、実家に向かった。下はお昼頃に自宅へ戻っている。近所の母を心配して声をかけてくれた方々(母が信頼している友人)に、入院した旨と、当分は父ひとりになるので「父を宜しくお願いします」と挨拶やらお礼やらをしてきた。「70歳超えたら皆同じよ」「お母さんの笑い声がまた聞けるのを待ってるわ」と温かい言葉を頂いた。

 

そのあと実家に入り、父から今日の母の話を聞いてきた。「化粧品を持ってこい」「電話がかけられない」云々。化粧品は流石の私も分からないので、「これを持って行って看護師さんに渡していいか確認したら?」と答えた。電話に関しては、当人にお金を持たせないため、預け金がある。(もし硬貨を誤飲してしまったら大変なことになるからだそうだ)テレカならOKだとか。「テレホンカードを買うけど、また電話攻撃になるのは嫌だな」と父の本音。母はどの病院に入ったのかは恐らく分からないだろう。地理的なことよりも”初めての病院に入院する”認識しかないだろうから。

 

化粧品を探している時に、整理ケースを見つけた。15インチのPCくらいの縦横で、深さが15センチくらい。その中にまた、タッパーが処方された医院名を書き、1種類ずつ小分けされていて薬の名前が書いて1つずつ切ってある。さながらプチ調剤薬局になっている。そして1日3回分を父が分けて渡していたのだが、「朝13個飲ませなきゃならなかった」お薬手帳を見た主治医が「多すぎです」と言った理由は、母の訴えに対して複数の医療機関をかかった結果でもある。

 

2016年7月時点で母が通っていた医療機関は①内科(喘息もち)②精神科クリニック(うつ病)③総合病院の耳鼻科(ここの理由がはっきり分からないのだが、鼻水がとまらないとか?で耳鼻科を変えたという話)④整形外科(怪我等)所在地は点々バラバラ。各担当医にお薬手帳を見せてはいるが、処方箋を1件の調剤薬局に纏めていないことは分かる。だから本人が服薬管理ができず、抗不安薬(というのは分かっている)を勘違いして飲んだり、飲まなかった薬もあったり…そこで父が考えて服薬管理をした。ちらっと中身を見たところ、「はてさて…」ただ、専門科に行く必要は投薬以外にある。内科や精神科に吸入器はないし、足の怪我に対する理学療法士はいないので、結局母が訴えることに対して医療機関を探すという連鎖が経ち切れなかった。

 

13種類も高齢者がまるで朝食のように薬を飲むってどうよ?

かかりつけ薬局を持っていれば違ったのだろうか…。でも処方される日が違えば、結局仕分けし、服薬管理をするのは家族しかいない。

何が最低限必要かの”薬仕分け”を担当医が行っている。

 

以前、母が50代で燃え尽き症候群と言われた時の心療内科の処方も多かった。こちらには私が体調を崩す3年ほど前までお世話になったが、確かに患者の訴えるとおりに薬が出る。2週間分の薬代が6000円かかった時もある。私が”担当医が予想もしなかった事態で倒れる”事態が起こり、育児&母のうつを抱えた現実ノイローゼはどこかに吹き飛んでしまい、そちらの治療(特定疾患)の方に集中するので、心療内科に理由を言って近くの内科をかかりつけにしたいということで減薬をすることができた。

 

結論。1割負担だからといって後期高齢者にやみくもに薬を出すのはご法度。身体が受け付けない・頭で理解できなくなるから服薬ミスが増えるだけ。あの山のような薬はいずれ、父と共に処分することになるだろう。