***心模様***

後期高齢者になった両親の老々介護・それを支えていくこどもたちのお話が主です。スピンオフとして私の趣味の写真などを載せていきます。

日々の小さな波。

日曜日。仕事と家との往復以外に私にも息抜きの時間が必要なので、友達と食事をした後帰宅して休んでから、夕食に間に合うようにと実家に出向いた。今日は車で行けたのだが普段は夫が通勤で使うため、バスと電車の乗り継ぎになる。

 

チャイムを押すと父が目を丸くしていた。夫も一緒で、とりあえず持ってきた食材と今が旬の梨をたくさんいただいたのでおすそ分けをしながら、勢いよくキッチンに立って「鍋」「お湯」と騒いで作り始めた。

ダイニングテーブルには煮物もあった。父が作ったようだが、母曰く「雑…」今日は心の調子が良かったようで、聞くときちんとキッチン用品が出てくる。建て替えた実家で料理をしたことはない私。どこに何が入っているかも分からないから騒いでいた。

 

作り置きを置いていくことにした。持参したのがひじき・ちりめんじゃこ・枝豆。何を作るかといえばこれをポン酢和えにするつもりだった。どうやら母は塩分制限を受けているらしく(塩辛ければ水を飲む→心不全の心配)父が「塩分気を付けて」と、枝豆を茹でる塩に一言入れる。そこはスルーして、母が何を作るのかを分かったらしい。それで母に枝豆をさやから出してもらった。「薄皮も剥こうね」母はそうやって幼い頃の私たちに出してくれたことを思い出しながら、お皿に乗せておいてくれる。

 

父?肉と玉ねぎを炒める準備をしていたのだけど、私が来た途端に家事放棄して笑点を見だした。「昨日はちょっと変だった」から、少しの時間でも母と離れたかったのだろうと思う。そして18時に夕食という決まりを作ったのも、病院の食事の時間に合わせたと勝手に想像していた。

結局、ポン酢ではなく白だしをものすごく薄めてお浸しにして、「明日食べて」とタッパーに入れて冷蔵庫へ入れた。その間、母は普通に…父の放棄した炒め物の味付けに使うものは手際よく出てくる。でも量に関しては一切手を出さなかった。加減が分からないのかもしれないし、珍しくキッチンでわさわさやっている娘を見ているのが面白かったのかな? 夫は母の隣で他愛もない話を母にしていた。(母は夫には今まで通りの話をする)ご機嫌なのは下が私が着く前に電話で母と話をしたからかもしれない。細かい気配りができないのは両親とも年のせいだと改めて感じた日となった。

 

こういう状態だと確かに介護サービスを使うことを躊躇するだろう。ただ父の通院の時だけは何らかのサービスを利用して、近所の方も高齢者が多いのでお願いすることだけは避けてほしい。来週は下が連休なので来る予定になっているが、そのあとは私が週に1日、日曜日の夕方に顔を出すつもりだ。

 

帰宅して作ったのは実家と同じ炒め物。そこに私はピーマンを入れる。そう、母はピーマンが大嫌いなのだ。

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