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***心模様***

心の病を持った妻とそれを介護していく夫・そして2人の子供たちの介護へむけての取り組みなどを綴っています。また、周りの同世代の介護・高齢者のお話も時々呟いていきます。

偶然見かけた病院帰りの両親。

複数の用事の後で実家に手続きに行くつもりが、肝心の書類を忘れて…趣味の時間をやめて銀行周りをしていた。「お父さん、ごめんね」と聞いたことのある声は母だった。病院までは電車とバスで来る。病院は我が家の方面なので、駅の近くでばったり見かけたのだ。病院の送迎バスが患者をおろしたところである。

「仲良く帰りなさいよ~。後で行くからね~!」と大声で2人に声をかけると、相当驚いた顔つきだった2人が振り返った。母が「あのね。私調子悪いの。お父さんを怒らせちゃったの」と繰り返す。病院で何があったのかは聞かなかったが(結構私の知り合いが通るので)とりあえず宥めて改札へ向かうのを見送った。何度も母は「お父さん、ごめんなさい」と繰り返しながら後を追って歩いていた。

 

銀行に寄るために普段より早く家を出たため、両親と会うことができた。私が一緒にいたら見えなかった光景かもしれない。と同時に、母は自分で病院へ行くことは不可能なのだ。遠いからというだけではないようだ。行動に自信を失ってしまった。「私が何か動けば間違える」と。それはありうることだが、この夏の入院以降は、社会的なことを自分でやってみようという気持ちを失ってしまった。家事全般はできる分、まだいいのかもしれない。

 

主治医から「旦那さんと仲よくするんだよ」と言われている母。「病院では自分の言葉を言う時間がないけれど、先生は私の顔をよく見てらっしゃるの」今日は言いたいことがあって主治医かどなたかに言ったのだろうか?ちょっともたもたしてしまったのだろうか?

 

下が時折気にしていることを目の前で見た。実家にいる時の母とは違う、外にいる時の不安げな顔が今も心に残っているが、この後実家に行ってフォローしてきたいと思っている。