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***心模様***

心の病を持った妻とそれを介護していく夫・そして2人の子供たちの介護へむけての取り組みなどを綴っています。また、周りの同世代の介護・高齢者のお話も時々呟いていきます。

デイケア契約を終えて思うこと。

ケアマネさんがケアプランを作成し、デイケアの方と契約をするという日が昨日だった。両親と会った後一度帰宅して、家事をやってから向かうと、父が小さな庭の手入れをしていた。父はガーデニングが好きなのだが、今年は夏から放置状態。「球根、植えたの?」「買いに行けないじゃない」ああ、そうだよね…置いて行くことはできないものね…と、寝室で寝ている母の話を少ししてくれた。

「実は軽い認知症だと先生が言ったんだよ」

※正しくは軽度認知障害と言うらしい。これはまた後日記事にする予定※

午前中に見た、父に謝る姿は、調子が悪い時にどうやらせん妄が出てしまい、久しぶりに会った人(顔と名前は憶えている)にひょいと父の陰口を言ってしまうことと繋がっているらしい。主治医は母の様子を観察して、言動によって薬を変えているらしいが、母が眠剤をいるだのいらないだのと”勝手に”やることに対しての問題はある。

 

契約はダイニングでやった。書類を書くには楽だからと父が決めた。でも母は記名を父に頼んだ。文字を書けないのではないが、漢字が苦手なのかもしれない。

ケアプランの説明の後、ふと私がキッチンにある茶器セットに気づいて、「お母さん、お茶の用意をしたの?いつも空茶だったからお出ししたら?」と促すと、「ごめんなさい。今淹れるわ」ケアマネさんのお茶が最初で一番薄かったけれど、やや進歩だろう。促せば茶托に乗せて個々に渡せるのだから。

デイケアの方には「ちょっとはね…外に出たいですよ。家ばっかりじゃお父さんから言われることしかできないですし」ここに鬱憤があるなと改めて気づかされる。本人から「今は調子が悪いので11月からお願いします」と申し出があり、来月から行くことになった。

 

ここまで決まってまず一段落したのだけれど、我が子の子育てを思い出してしまった。公園デビューは近所のママたちが「ともかく子供たちのいるところに連れておいで。大きい子が多いけど、誰かが見てくれるわよ」ですんなりいった。幼稚園の入園に対しても願書を貰う方で夫婦で大変な思いをしたけれど、面接の時は余りの暴走に、一緒にいた同級生ママたち4人(面接は5人で4人がいわゆるサークル仲間)が身の置き所もないほどに冷や汗を流し、「これで落ちるとかないよね…」と別の心配をした。

4歳児と高齢者とは全く違うことは分かっているけれど、デイケアデビュー。小規模でのスタートを母はどうやって過ごすのだろうか?相当緊張するだろう。父が少しでもガーデニングをする時間はあるだろうか?両親もきっと疑問符ばかりでその日を待っているだろう。

 

球根やら花を買って、夫と共に今度は行こうかと思う。私も昔は父の真似をしてやっていたガーデニング。事情でできなくなってしまったからこそ、父の好きな庭をまた、作り出して、母が楽しめるようになればいいと、帰りの電車で考えていたら…相当疲れたようで居眠りをしていた。