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***心模様***

心の病を持った妻とそれを介護していく夫・そして2人の子供たちの介護へむけての取り組みなどを綴っています。また、周りの同世代の介護・高齢者のお話も時々呟いていきます。

「遠距離介護は限界か?」と悩む知人。

うちは下が遠距離介護になる。だから私がキーパーソンとして動き、下の意見を組み入れてのアクションを起こしてもうすぐ半年になるが、知人(同世代)もまた、遠距離できょうだいに委託して親の介護をしている。親御さんは単身で自宅に暮らしている。

お子さんは2人。1人が地元で別所帯を持つが夫婦ともにフルタイム生活。知人は自営で奥さんが手伝っている。お子さんが高校生なので大学受験を来年に控えている。

 

親御さんには週6日、何らかの介護サービスがついているのだが、空いている1日にせん妄を起こして一騒ぎを起こすらしい。流石にきょうだいだけに負担をかけさせるのはどうだろうと考え、自分の住むところにある老人ホームに入れようかと考えたそうだ。受験生がいる・自営なので引き取ることは難しい。奥さんが離職することになってしまうからだ。

 

「程よく離れた距離で入れる施設をご存じないですか?」と相談を受けた。かつて私は高齢者施設に出入りしていたことがあるため、多少は知っている。「特養は要介護3以上ですからまずは老健でしょうか。或いは空いているグループホーム・サービス付き高齢者住宅ですよね」と言うと、「月に30万は無理です。年金でできる範囲で…は難しそうですね」と言われた。

だからうちも在宅なのだけど(母の年金は2カ月で16万だった)我が家も同じだ。

 

入居者である高齢者が資産持ちだったりご家族がお持ちであれば簡単に解決するかもしれない。それよりも人の命がいつまでという期限は誰にも分からないし分かりたくもない。今まさに生きて自分のペースが多少狂っていても、生活だけはできているのだから。

 

施設に入れればいいという問題ではない。それは出入りしていたところで「誰も来ないんだよな…」と時には話し相手になっていたことを思えば、やはり家族の誰かが時々訪問をして、入用なものを持参し、時には外に連れて行かないとならない。

これは入居者のお子さんが私に呟いた一言が、母にも当てはまると思った。ちょうど母が介護状態になった時に聞かされた。

 

「僕が週に3日位きて車で外に連れて行っているんだけど、お袋には刺激がなさすぎるんだろうか?年も年だけど、段々と弱っているんだよね…」

 

介護職員は施設でコールがあれば走り回る。認知症の方にはかかりっきりになることもある。皆さんに均等にサービスを提供したいという思いが切々と感じられることが多かった。

 

「ここにいても面白いことはない。いられるまでは家にいる。食事はコンビニの配達でも大丈夫だもの」

 

足が悪い以外は大変明晰な方。入居も自分で決めたのであろう。

知人よりは多分、私の方が知っているとは思う。少し施設探しのポイントを教えるが、行政の区分があって、そうそう簡単にはいかないことは事前に伝えてある。