***心模様***

後期高齢者になった両親の老々介護・それを支えていくこどもたちのお話が主です。スピンオフとして私の趣味の写真などを載せていきます。

消えない風呂場の灯りに気づく人はどれだけいるだろう?

先日、親しくしている方(60代)から伺った話だ。

 

kanade15.hatenablog.com

 

お風呂という高齢者には危険だと言われる場所で〇〇さんは発見されたと聞いた。

「そうだったんですか…お風呂の灯りは私も見ていませんでした…」と暗澹たる気持ちになった。

同級生のお父様が、かつて冬の東京マラソンの練習の後、入浴中に心筋梗塞になり亡くなったという経験をしている。お父様は当時50代。家にはお母様と下のお子さんがいて、「パパがお風呂から出てこない」と覗きに行った時には浴槽で溺れる寸前だったそうだ。2人でお父様を引きずり出したが打つ手はなく、そのまま亡くなったと聞いている。

 

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こういった有料サービスを使わなくてはならない時代になったのかと思うと辛い。

マンション管理会社に勤めている友人も「よくあるんですよ」と教えてくれたが、私は帰宅が遅いので風呂場の灯りには気づきやすいが、〇〇さんの家の前を通るのは車で帰宅するときだけ。逆に日中は灯りには気づきにくい。間取りは浴室とトイレが北側にあるのだが、〇〇さんの住まいはちょうど、灯りが見えにくいところだった。

 

ふと実家を思い浮かべた。ここは50年近く前に建売で出されたところで、隣家との境界が非常に狭い。皆建て替えているので、実際どこに水回りがあるのかはそのお宅で異なってくる。ちなみに実家は浴室とトイレが隣家に面した西側にある。キッチンが北側になっているので、キッチンの灯りで裏の奥さんがいつも見てくれていたそうだ。母が入院しているかどうかもすぐに分かって、父にお惣菜を差し入れてくださったりしていた。

 

14日のケアプラン会議の時に、父が血圧が高かったと言っていたのだが、かつて高血圧で意識がもうろうとなり救急搬送されている(するように私が母に怒鳴った)ので、スルーできる問題ではない。

今、父に何かあった時に母には連絡をする能力はない。我が家に連絡をしてくるだけで精いっぱいだろう。スマホにかけることが何故かできないのだ。そして近所の人に頼むこともできない。鍵をなくすから施錠も今は外からはできないのだ。

 

応急救護の知識のある夫・医療従事者である私。駆けつけるだけしかきっとできないだろう。

恐らくこのサービスは認知症の老人(独居も含む)対策が大きいと思う。いずれはこういったことも考えていかなくてはならないのかもしれない。