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***心模様***

気分障害と軽度認知障害を持つ妻とそれを介護していく夫・そして2人の子供たちの介護へむけての取り組みなどを綴っています。また、周りの同世代の介護・高齢者のお話も時々呟いていきます。

ノートに毎日、思いを書く。

ケアプラン会議の今日。母はケアマネさんに話す時はどうしても泣いてしまうのだが、きっと「私の話を聞いてくれる人」だから、吹き出す気持ちを抑えきれないのだろう。

根気よくケアマネさんが聞いてくださる。ちょっと眉唾ものの病院に通っていることを今は否定できないので、心の中で私は「…」と何回も言葉を抑える。

 

端的に言うと、母は心にずかずか踏み込まれるのは大嫌い。人に気を配って生きてきたから、アンテナを張って誰かが困っていたら手伝おうという気持ちは大変強い。

ただ…認知症の方だけは何度も説明するのだけれど、「同じことをする」「同じことを聞かれる」のはそれが病態なので「仕方ないんだよ」と言うしかないが、そこが疲れるという。自然と母を頼っていつしか隣に座っておられるとか。マイペースを維持したい心の持ち主は、その話をしたら少し落ち着いてきた。

 

ノートに書くのはその時浮かんだ思いだそうだ。「字を忘れないように」「あの時自分が思ったことを振り返ってお父さんと話をしよう」等々。主治医の言葉の意味を今、深く感じている。思いを吐き出し、ぶつけなさいってことだったのだと。

 

 

ちょっと気になったことがあるので記しておこう。

母が病院に一人で行く時に遭遇した恐怖の瞬間の話である。

 

”歩いていたら足を出してきて引き留められた。一体何だろう?だし、いきなりそういうことをされて、どこかで話をしようと言いだされた”

相手は高齢者らしい。父が言うには「何かを販売するために高齢者を引き込もうとしている」そうだ。

母ははっきりと言ったそうだ。

”いきなりこういうことをされるとね、私は心の病気だからパニックになるんです!怖い思いはさせないでください!”

相手が女性だと理解して引き下がるそうだが、男性の場合は無理だと判断して、店に逃げ込んでからバス停まで行き、病院へ向かったそうだ。

 

 

末恐ろしい。年寄りをサクラにして何かを買わせようとするのかと思う人がいることが。

そして残念ながらごり押しに勝てない方は高額なものを買ってしまうことも見たことがある。

 

母が物事を少しは冷静に分析して相手に話ができる能力をつけたことを評価したい。

「何かあったら交番に逃げなさい」と伝えて帰途についた。