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***心模様***

後期高齢者になった両親の老々介護・それを支えていくこどもたちのお話が主です。スピンオフとして私の趣味の写真などを載せていきます。

めっきり老け込んだ父。

確かに仕事バカで、母がうつ状態になれば、現役の頃は病院へ入院させるしかなかった父。今でも人前ではしゃんとして頑張っているのだけれど、家に帰れば正直寝たいだろう。好きなこともしたいだろう。

母がこんなことを述懐する。

「だって昼間に外に行けなければ私は寝てしまって、夜に徘徊するのも当たり前でしょう?」

だから父は24時間のうち、母が寝ている時間は拘束されている。それが自分の贖罪だと思っているし、精神科の主治医に、「奥さんがどれだけ苦しんでいたかを考えてあげて寄り添ってください」という言葉も守っている。

 

いつも家は綺麗になっている。殊にケアマネさんが来る日は磨き立てるのだろう。それを父は誇りにしていた。でも下が昨年気づいたのは、水回りの清掃ができていなかったということだった。あの時は母が絶不調のため、「ここは私がやる」ことができなかった。今は手が回る。ケアマネさんと母が話をしている時にふと、私がダイニングの下のラグマットを見た。

小さいけれど目に見えるゴミが落ちている。(親のことを言える義理はないが💦)今までなかったことだ。

かつて独居高齢者の在宅に行った時も、居室は何とか片付いていたが、それ以外の場所は手が付けられていなかった。ヘルパーさんをつけるほどの介護度ではなかったのかもしれない。靴下が黒で良かったと思ったし、帰社してまず、履き替えたのを覚えている。

 

 

kanade15.hatenablog.com

 

そして住基カードの件で、父がとんでもないことを言いだして、私は焦った。

母のものを申請して、受け取りは父が行くそうだが、母は免許証がないので、代理人が行くには介護保険証も受け取りの際は必要なのだそうだ。

「ねえ。介護保険証ってどこ?」

「え?私に聞かれても分からないよ」

クリアケースに入れてあるはずだろう…と、冷蔵庫のそばを探すと出てきた。

それを見ていた母。「お父さん、最近忘れっぽいのよ」

感情の波が冷静の方に流れると、娘に伝える言葉は冷酷な感情をこめている。

基本は父に頼るのをよしとしていて、80歳になる夫を責めるのだ。

 

受け取りに私が行けないこともないのだが、必要書類は同じであるから、介護保険証があって胸をなでおろした直後。母の介護に関する書類ホルダーの上にぼんっと投げている父。

 

面倒なんだな…と改めて思う。

住基カードを推進したのなら、もう少し受け取り方法も簡便にすればよかったのにと思いながら、途中でかかってきた株式購入勧誘電話を受けて、「行政も悪用防止に頭を使ってるのか」と考えを改めた日でもある。