***心模様***

後期高齢者になった両親の老々介護・それを支えていくこどもたちのお話が主です。スピンオフとして私の趣味の写真などを載せていきます。

コンビニと高齢者。

復職前に勤めていたパート先での話。

いつも納品で忙しい午後に来店し、聞くところによるとポケットに何かを入れて、払うもの(タバコ)はお金を出して帰るという爺さんがいた。上司が中でカメラを見ていて「出しなさい」「持ってない」の押し問答の末、爺さんはついに缶詰を出した。

「二度と来ないでください」にも関わらず、近くに店がないので来店する。警察も介入したことがあるけれど、懲りることがない爺さんは、今度はパートのメンツが変わった時間に来るようになった。

私は午後勤務だったのだが、今度は夕方(学生が多かった)に爺さんが来るので、私服警備員のごとく、爺さんを追いかけて家に帰るというはた迷惑な生活をしていた。

 

爺さんはお金がないわけじゃない。時には弁当を買って帰るし、それなりに年金を貰っている年代だったと思う。怒鳴られる腹いせに、空容器をゴミ箱の脇に置いていく芸当を見せるあたり、しっかりした高齢者だと逆に判断した。くじをやっていれば700円に達してなくてもやろうとする。私が辞める頃は顔を覚えられているのでややビビりつつ来店していた。

 

それ以外にも独居の高齢者がよく来ていた。「お弁当はスーパーのものより美味しい」とか、包材が小さいので独居には使いやすいとか。お弁当は納品された直後のものを買っていく。「毎日は来られないからね」と。店側としては先入れ先出しなのでちょっと困るけれど、私もそういうタイプなので分かる気がする。一時論争になったお弁当の廃棄間近の値引きはしていなかったし、廃棄を極力避ける方向で経営していたと聞いている。

 

 

kanade15.hatenablog.com

 

この事態に生協を使い始めた両親だが、父が面白いことを言っていた。

「いつもおれがかかっている病院で”黒ゴマ黄な粉”を買ってたんだけど、セブンにあるんだよね。だからいつでも買えるよ」

母が退院した直後の自分の通院の日(この時は夫が見てくれていた)に忘れて、私に「買って来てくれ」と頼まれた。ドラッグストアや調剤薬局を探してみたがないので、ネットで取り寄せて届けたことがある。

先月、そのセブンに寄ってみると、何気なく品揃えが高齢者向けになった感を抱いた。大型店が再度建つことは恐らくない。となると、地域性を考えたら品揃えが変わってきても不思議ではない。

駐車場が少ないコンビニなのだが、今でも続いている理由は地域に根差したコンビニという位置づけなのだろう。