***心模様***

後期高齢者になった両親の老々介護・それを支えていくこどもたちのお話が主です。スピンオフとして私の趣味の写真などを載せていきます。

要介護認定更新 上の巻。

幸い夫が休みだったので車で指定された時間に駆けつけ、書類に記入をしながら市の職員を待っていた。母は夫と談笑している。足の動きは良くないけれど、久しぶりに夫と顔を合わせて(夫は無口な方だが母の話をよく聞いていた。意見はしない人だ)ご機嫌は良い。

けたたましいのは父で、知り合いが突然、寄ったりする。昨年のことを忘れているのか、とりあえず介護保険証を出してもらった。

 

調査員は母の言い分を聞いてくれるのだが、何だろう…立ち合いの元っていう話なのに、私がちょいと覗くと違うことを話している両親の言葉を正しに行くことがお邪魔な様子。前回の介護認定の時と今がどれだけ違うかを知りたいのは分かるのだけど、勘違いに突っ込む時間がないというのは大変困った。

「娘さんは月に1日で、下のお子さんは遠いからたまになんですね」

すみません。私も仕事をしていることと親の病院詣でで時間の折り合いがつかないんです。

 

使っている介護サービスの質問の時に父がとんでもないことを言いだした。

「自分で風呂に入るのが怖いと言うので、今日から一緒に入ります」

母の膝は前回よりは動くけれど、椅子にしか座れない。風呂での立ち座りが限界なのかもしれない。

 

その後は正直言うと、父の老いを感じて、あちらは老いを内面では否定し、介護をする夫を自慢するかのような物言いになってきたので、私と父は険悪な雰囲気になりつつある。

それはそうだ。大事な書類をなくしていることに気づき(2カ月前にはあった)挙句の果てに「お前に預けた」と言い出す始末。私は介護関係の仕事をしていたことがあるので、書類は預からない。本人たちの責任なので…ああ、父はまた、やっちまったなと思った。

 

介護認定の時の審査をお願いするのは精神科になる。前回(初回)は前にかかっていた精神科。現在は昨夏、医療保護入院した経緯を踏まえれば、隔週で行っていることだし、うつだか軽度認知障害だか分からないけれど、適切な判断を貰える医師はこちらにしかいない。

(私)「〇病院の住所と電話番号をくれる?」

(父)この薬を飲んでいると薬情を見せる。

(私)「診察券じゃないと住所とかが分からないんだけど?」

(父)解釈付きで6枚くらい持ってくる。必要な1枚を抜き取ったのは私。

 

この後の両親(特に母)の様子は時間のある折に後述するが、相当面白くなかった父は、まだ私が母と話をしている(泣き出した)のに、夫が車に行ったからとさっさと道路に出て安全確認をしだした。

言いたくはなかったけど、本当に言いたくなかったけど、車が出てから叫んだ。

「くそじじい!」

言ったところで問題は解決しない。少なくとも父にも介護認定を受けさせる時期がそう遠くはないという感触を掴んでしまい、在宅介護の限界も感じている。