***心模様***

後期高齢者になった両親の老々介護・それを支えていくこどもたちのお話が主です。スピンオフとして私の趣味の写真などを載せていきます。

スポーツクラブにて母を思う。

7月下旬に子供が都内の下宿を引き払って自宅に戻ってきたので、のんびりとやっていた4か月から、終電に乗れたかどうかと帰りを気にする生活に戻り、寝不足母さんに戻ってしまい、ブログすら書けなかった(という言い訳)ので久しぶりの更新。

 

週に1回、もう4年目になるが、スポーツクラブに通っている。プールも利用できるが、メガネをかけても見えるわけではないのでスタジオで汗を流すのが、医師からの勧めもあって最低ラインの週1回を守っている。この日だけはバイト先でヘルプ依頼を受けても絶対に行かない。月に1回は実家に行くという理由もあるし、母の通っている病院に行くことも可能な日だから。

 

レッスンを受けてからお風呂に入るのだが、一瞬私が引いた光景がある。

クラブに来る人は60代以上が圧倒的に多い。プールやヨガレッスンだと80代を過ぎた方もいる。

前述したように私はプールのことは全く分からないのだが、お風呂に手を引かれて入ってきた高齢の女性は、歩くのも大変そうで細い方だった。プールで歩く分には負荷がかからないからだろうか。お付き添いの方はお風呂も一緒に入って…あの状態だったら家まで送っていったのではないかと想像する。

 

そういう人がそばにいてきっと、彼女はありがたいと思っているだろう。

母が心療内科の先生に勧められて公営プールに行っていた頃は、父が一緒だった。もう四半世紀前の話だから母が私より少し上の頃。自分でシャワーを浴びて車で帰宅できた。

 

二人連れを見てふと思ったことは、実家の方にあるスポーツクラブで気分転換をさせてみようかと。勿論歩くだけしか私もできないのだが、付き合ってみようかなと。

きっと母は言うだろう。「そんなにお金を使えないよ」と。川泳ぎで育った母(父は余り水が好きではない)だからやる気があれば歩けるかもしれない。「それに私は膝が痛いから嫌だ」とも答えるだろう。

 

母は私が運動を週1続けているのを(実際は場所を変えてかれこれ16年ほどやっている)怪訝な顔で尋ねることがある。「身体がきついでしょう?」「かかっている先生たちに運動を欠かさないようにって言われているから、これは薬と同じなの。家族がOKしてくれる大事なことなんだよ」と答える。母は「あなたらしいわね。自分の時間を持つことを優先するのは」と、そうしなかった自分を悔しいと思うのかもしれない。

 

運動が苦手だった小学校2年生までは、両親とも運動会の徒競走の写真を撮ってくれなかったのだが、小学校3年生になって器械体操に目覚め、急にチャリを吹っ飛ばして田んぼや畑のある所までいく姉ちゃんになった。4年生になって突然、泳げるようになったのだが…ああ、母と一緒によくやったのはバドミントンだ。彼女は子供でも手を抜かない。だから広い公園まで行って打ち合った。

 

今?母には額にうっすら汗をかくデイサービスでのラジオ体操フルが合っているそうだ。ようやく慣れたのだから、毎回行けるわけじゃないプールに無理に連れて行くのは剣呑だね。

 

私が50歳を過ぎてもなお、この運動の習慣に関しては両親が責任をなすりつけ合っている。「お父さんがゲートボール好きで仲間とわいわいするのが好きだから、お父さんに似たのよ」「お母さんだって若い頃はチャリに乗ってそこら中走ってたじゃないか?鍋焼きうどんの出前に!だからお前に似てるの!」

…若い頃の母のチャリの乗りっぷりは孫が受け継いでいますよ(笑)