***心模様***

後期高齢者になった両親の老々介護・それを支えていくこどもたちのお話が主です。スピンオフとして私の趣味の写真などを載せていきます。

車の鍵を安易に置いてはいけない。

先週の出来事で母よりも父の方に焦らされた出来事があった。

旧盆の時期なので車で来る来客がどのお宅でも多かった。その中での会議(主にケアマネさんが母に話を聞いている)の時も、ケアマネさんの車を動かして欲しいというチャイムが鳴った。

 

父は運転免許を73歳くらいで返納した。1回、高齢者講習を受けたのだが、結局は車を処分し、全く運転しないので面倒だと思ったのだろう。普通2種免許を所持していたが、実際は仕事で使うことはなかった。

 

そういう父が気を利かせたつもりで「鍵あれば俺が出すよ」と中に言いながら「はい、出しますよ」と玄関へ向かい。「ちょっと待ちなさい!!! 免許返納したでしょう!!!」と焦って父の背中を追いかけたのが私。この時は怒鳴られても出禁になってももういいと思ったが、無言で家の中に入ってくれて胸をなでおろした。

私は自宅の車をようやく運転する程度なので、他の車は怖いだけだから絶対にしない。

大体私がたまに駅まで子供を迎えに行くと話した時に「危ないからやめなさい」と、評価に関しては低いので、昔取った杵柄のつもりで「鍵貸して」と言ったのだろう。

 

「はっきり言うけどそれ、無免許運転

私がいなかったら母が止められただろうか?

 

父は運転することが好きだったから、車を売る前は夫にも運転をさせずにマイカーを吹っ飛ばすように走らせていたのが65歳くらいの頃。マナーの悪い対向車に文句をつけるのを母は横で耐えていた。私はそれが嫌だったし、子供も「おじいちゃん、飛ばすよ。お父さんとは違う」と言うくらいだったから、返納してくれて心からホッとしたのだ。

 

でもこういうことがあって…流石にうちの車は運転しない。ミニバンは無理だと言って夫から鍵を預かろうとはしないが…近所には高齢ドライバーが何人もいる。それもある意味怖いのだが、返納したことを自分でどう受け止めているのだろう?認知症ではない父の行動に不安を抱いた日でもあった。

 

敢えてだが私は言いたい。車で帰省したら鍵は絶対に手元から離さないで欲しい。

もしご家族の中にかつてバリバリ運転していた認知症の人がいて、返納していることを忘れているかもしれない。

この車なら運転できないだろうということはない。イモビライザーが何かの拍子で開いたら…エンジンがかけられたとしたら…そして車が動いたら…アクセルを踏んで…あとはご想像に任せるしかない。

 

父が運転好きだったことはよく分かる。夫が運転する我が家の車には絶対に乗らない。悔しいのか、気遣いなのか…じじ心は千々に乱れるようだ。