***心模様***

後期高齢者になった両親の老々介護・それを支えていくこどもたちのお話が主です。たまに医療ネタがあります。

何かあった時に備える老夫婦。

ケアマネさんと私で計画していた、デイサービスの日数を増やすことは現状では無理だと両親ともに言われた。

・母の筋力が落ちたことと、父も前ほど身体が動かないので、夫婦で散歩をして鍛えたい。

・通院との兼ね合い。これはデイサービスの翌日と翌々日が通院になってしまうので、出かけることに身構える母が、もう少し今の生活に慣れるまでは無理だと話した。

 

でも多分、このまま週1回が精いっぱいなんだろう。

そういう感触を掴んで来た。

 

私も下も父の老いは感じている。当然、当の両親はまさに体感している。

ふと母がこんなことを言いだした。

「お父さんに何かあった時、電話はかけられない、お金がどこにあるか分からない」

何よりの不安だと思う。

その場では言わなかったが、私に連絡をすぐにできるかどうか。ここが何よりの問題になる。

自宅の方にはかけられるだろう。携帯は難しいかもしれない。留守電に入れるなんて至難の業。

 

父は自分に何かあった時に、一時的に病院に入れればいいと考えているようだがそれは違う。

そう言えなかった。父は持論に自信を持っているが、そういう時はショートステイを利用するしかないんだということ。介護のことを1年かけて少し理解してきたけれどやはり、新しいものを取り入れるまでには時間がかかる。

 

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※曼殊沙華※

 

この花を見つけた時にヘリが2機、飛んでいた。ドクターヘリかどうかまでは分からなかったけれど、もし、どちらかに何かあれば、すっ飛んでいくのは私だけなんだと、覚悟を決める日でもあった。今までも近い私が駆けつけることはあったが、年老いた夫婦には何ができようかと想像したら、無理なことだらけになってしまったのだ。

下には事後報告をして、きっと下なりの方法を取りたがるだろう。それを黙って私は尊重しなくてはならない。両親には下の言い分が一番だから。

 

そう思っていたけれど、諦めが出ていることを父がふと、漏らした。

「忙しいんだと思って連絡しないけれど、あいつも何も言ってこない」

私が連絡しない限り、下からは連絡は来ない。だから2カ月ほど音沙汰はない。

そんなことを気にしているよりももう、自分が動いた方が楽になる。身体は疲れても「文句があるならあなたたち夫婦が決めて実行したらいいんじゃないの?」

 

何回か飲み込んで、またも雨の降る日に駅まで歩いて帰った。