***心模様***

後期高齢者になった両親の老々介護・それを支えていくこどもたちのお話が主です。スピンオフとして私の趣味の写真などを載せていきます。

デイサービスでの敬老の日。

昨年の今頃からケアマネさんと相談して週に1日のデイサービスを利用して10カ月が経とうとしている。先週、敬老の日お祝い御膳を利用者の家族も共に頂けるということで、今日、夫と共に通っているデイサービスに伺った。

 

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10カ月の間、母も奮闘した。疲れるまで頑張ることと、自宅に戻ってからの反動をようやく解決して、楽しいということを伝えてくれるようになった。

招かれた時間は利用者さんたちの様子が見られる機会でもある。母は声をかけられると「はあい」とささっと立ち上がって、転ばないように職員さんに背後で見守られながら厨房へ入って、これまた楽しそうに盛り付けをしていた。

 

私、不覚にも涙が出てきた。ステンレスが光る厨房で過不足なく取り分ける母の姿は、曾祖母の家に行った時に厨房を手伝う母の姿を思い出させたし、正月に新年会を自宅でやっていた時(建て替える前の実家)は私が来るまではキャベツを刻み、他の料理の下拵えをして「あなたはいつものエビフライを揚げてね」と命じてから、子供や夫と歓談しにリビングに向かったこと。

叔父が「姉さん、少し座りなよ」と語りかけて、バックヤードではエビフライを揚げる(衣は母と下夫婦が付けている)私は1時間以上かけて全て(何本あったのだろう…)揚げ終えて、並べるのは母がうるさいので「お母さん、終わったよ~」と叫んでキッチンに戻す。

 

自慢じゃないが本当にうるさい。食べ物は目で美味しくという人なので、しまいには「あなたは雑だから私がやる」「じゃあ皿洗いする」そのうちビールを飲みながらお燗番になることだけは許可してくれた思い出が頭をよぎっている。

夫も「ここでは楽しそうだね」と喜んでいたのは同じ思いを抱いたからかもしれない。

 

ご一緒したのは母とよくお話をする利用者さんのご家族で、一番うるさいのが例によって私(-_-;)

母の隣に行って「今日は張り切ってます?」と聞き、他の利用者さんに「いつも母がお世話になっております」と申し上げると、「お母様とそっくりね、お顔が」と笑いを買う。「ここでは上品にしなきゃ」と焦っている間にお食事の準備ができた。

 

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ちらし寿司を主に、栄養バランスを考えた御膳だった。揚げ物はない。夫は黙々と食べて、気づいたら完食。私のなますを半分渡すと、「このなますはお母様が作ったんですよ」と教わった。どうやら夫(若い人ではない)は会社のお弁当が揚げ物が多いので、高齢者向けのお弁当が余程美味しかったようだ。私も苦手なものはあったけれど、残さず頂いてきた。

 

食事が終わってから、施設長さんに3人で写真を撮っていただいた。母は奥にいて歩いて指定された場所に来たのだが、足を引きずっていない。「お父さんに対する当てつけかもしれない。ここでは足は痛くならないもの」本音が出た!そこは頭の中にしまい込んで、思えば母と写真を撮るのは10年以上前じゃないかと思い、口角をあげて写真を撮っていただいた。

 

楽しい時間は気づきの時間でもあった。下にスナップを送ったレスがそれを示しているだろう。

 

「ここでは一番ですからね」

 

さて。配偶者である父のことも考えなくてはならない時期に来たようだ。