***心模様***

後期高齢者になった両親の老々介護・それを支えていくこどもたちのお話が主です。スピンオフとして私の趣味の写真などを載せていきます。

「あなたに電話をしても話ができない」

母、ちょっと心が落ち気味で、持参したとらやの羊羹を「何だか血糖値が高いらしいのよね」と言ってそのまま包みに入れた。父が見せた検査結果は血糖が少し高いけれどHbA1cは正常値。

「喉が渇く」と(また)内科の医師に訴えると「糖尿かもしれない」と言われたとか。今月、年に2回の採血をしてきたらしい。

この先生、いい加減、母のことを理解してくれないかなと思う。春先にあった出来事、どう思っているんだろう?

 

kanade15.hatenablog.com

 

父は薬を増やそうとすると頑として「食事を見直します」と言い切ってくれる。服薬の多さでおかしくなったのは、母の肝機能・腎機能が老化で低下しているのに出しすぎたということなんだけど?

また耳鼻科で「鼻水が塩辛い」と言ったら、大学病院に紹介しようかと言われたことで父が不信感を少し持っていることも分かった。

口腔粘膜が敏感なんじゃないかな。それは心模様が荒れてくると、最初に出るのは口腔に関する不定愁訴からだったから感じること。唾液をティッシュに吐くのが母が心を病んだ頃からの常態になっている。それで胃が痛いと訴えたので、父と私で「唾液は消化液だから飲み込んでいい」と、ケアマネさんがいるところで話すが「気持ち悪い」のだそうだ。

 

口腔内が乾燥しているわけではないのにマスクをして寝る夫婦。分からぬことばかり。これも老いのひとつなのだろうか?商売柄色々な方を見ているけれど、母のような訴えをする方も高齢者だとたまにおられる。何がその人に重要かは分かっているし、ご本人も同じだ。

話し相手が欲しい。色々な声を聞きたい。

それをしなくてはいけないのは家族だ。市内通話で話せる娘とは私のこと。仕事に行けば帰りが遅く、午前中は出勤時間を見ながら電話を切るタイミングを計り、それを母は察知する。何よりも話したいのは夫である父に対する不満や心配やらであって、父には聞かれたくないから、私が仕事から帰ってきて電話をすると叱られると思っている。

 

幽閉された自宅での生活ではあるが、デイサービスを増やす気持ちにはなっていない。

日常生活の中で子供たちと過ごす時間が欲しいという希望を叶えてくれ=もう少し訪問してくれということだ。

ちょうどその話をしている時に子供からLINEが来た。「そろそろ行こうかなあ」おばあちゃんが調子が良くないと私が打った返信。

そういえば母がこんなことを言っていたっけ。「大学が終わったらそれほど働く必要はないでしょう?」それは違うよとは言えない。それこそ電話を切られるだろう。

 

団塊の世代が75歳になる2025年問題を踏まえ、高齢者よりは未来への投資と謳っている今。介護・自分の身体・子育て・仕事…家を振り返る余裕もなく、買い物だってそうそう行けない状態で、自分の老後は自分で始末しろという世情を考えただけで頭が痛くなってくる。

バブル期の貯金は皆、使い果たした。この先、夫の仕事も私の仕事もどうなるかは不透明。

されど両親がいて私がいる。そう夫がいつも諭してくれる。「できることはしてあげよう」と、何度も繰り返す。

 

選挙がある。政策はざっと聞いた。その上でひとつだけ言いたい。

誰もが生まれてきてよかったと思える日本にして欲しい。

 

ケアマネさんが私の様子を見て、時間のある時に顔を出してくださるそうだ。

感謝に堪えない。彼女も同世代。色々大変だろうと逆に察してしまう。