***心模様***

後期高齢者になった両親の老々介護・それを支えていくこどもたちのお話が主です。スピンオフとして私の趣味の写真などを載せていきます。

私が見守っていくために必要なこと。

父はしっかりしているのだが、それでも今日、母を病院に連れて行き、自分が風邪を引いたからかかりつけに順番を取りに行き、受診するために3回もでかけるというのは、80歳ができる技ではない。私だってせいぜい2回が限界だ。ケアプラン会議に私が30分前に実家に行くのを分かっているから敢えて今日、母を自宅で待たせて出かけたようだ。

 

ここ数日、ちょっとした騒動があったらしい。生協の利用代金をクレジットカードで支払っていたため、その残高が不足してカード会社から連絡が来たそうだ。勿論、その料金はコンビニで支払ったが、母が言うには「確かにクレジットカードがあればそちら登録しますということは言われたんだけど…私もよく覚えていないのよね」とのこと。今までは残高不足にならなかったのだろう。流石の私も母のクレカの口座がどこなのかは知らない。

先ほど利用している生協を見ると、クレカでも口座引き落としでもOKだということが分かった。最初に来た営業(というのかな?)の人は口座引き落としにしなかったのだろう。父がその後始末に奔走して一応、問題は解決している。

 

お金に関すること・それにまつわる印鑑云々の管理に関して・或いは保険証等大事なものがある。それをこれからは私や下が分かるようにして貰わなくてはならないという現実にぶつかった。但しまだ下には話をしていない。答えが分かっているから。「成年後見人をつければいい」と。

他人が家に入るのを嫌がる両親にそれをあなた、言えるの?

権限的には下の方が力があるが、そう簡単には行かないだろう。

 

そして母は父が戻ってくるまでの1時間余り(うちケアマネさんを交えては30分)の女子トークで本音を全開に話していた。

 

父が忘れっぽくなったことが何よりも心配で、自分では何もできないことへの不安がある。それは何となくケアマネさんも感じておられて、目交ぜをして母の話を促している。

「お父さんが隔週土曜日の病院を”調子はいいようだから土曜日は休まないか?”って言ったんです。それだけ疲れているってことですよね…」と涙ぐむ。

疲れているのは当たり前だと思う。小学生の見守りのために朝、5時に起きて7時前には交差点に立つのが父のライフワークで、私もケアマネさんもそれだけは可能な限り父にやって欲しいと思っている。母は7時頃起きる。洗濯物は父がやるそうだ。それだけでも相当な仕事だと思う。

だからTVの前でうとうとする時間が増える→それが面白くない。

 

この循環と母の不安を解決する方法は私がやはり実家に行く回数を増やすことだ。

それはジムのメンバーさんからも介護の色々なことを教わってきた。

「絶対週に1回は来なきゃだめよ。あなたの好きなことをする時間は、仕事と介護と家事だけではなく持たなきゃいけないの!」

 

それだけでもないのだが、来年から少し仕事に行く日を調整することにしようと決めていたところだ。

・自分の趣味の時間

・両親と過ごす時間

・仕事や介護をするためにもケアしなくてはいけない自分の身体の時間

・家族と過ごす短いけれど大事な時間

 

私の勤務地は医療従事者不足に悩まされているところが多い。10月から勤務日を調整し始めた。そして再度、見直す必要が出てきたということで、実家に行く前、ファストフード店で手帳を見ながら鉛筆で12月16日以降の予定を書いていた。シフトは希望制で入ることができるところもあるし、手が空いていれば来て欲しいとありがたい言葉を頂いているところもある。

社員さんが入ればまた、変わってくるのかもしれないけれど、在宅介護における予想もつかない問題に対して向き合うのはやはり家族であろう。それが比較的近くにいて、介護のことに少し詳しい娘である私になったのであれば、それも受け入れることはできる。

 

この記事の終わりに。

急に要介護状態となって、在宅をするには心構えが必要だし、予想外のことがしばしば起こることに対して、騒ぎ立てるのはよくないことを家族が掴むまでの時間も家族には必要だ。

ようやく私自身が仕事の中でも要介護状態の方との触れ合う経験を積んで、温かさを貰って、母と向き合うことができるようになったのだ。

1年近く前に仕事を通じてたくさんのお話を聞かせてくださった利用者さんたちの言葉を、今になってかみしめている。

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ホソバリンドウを添えて。