***心模様***

後期高齢者になった両親の老々介護・それを支えていくこどもたちのお話が主です。スピンオフとして私の趣味の写真などを載せていきます。

謝ることはない。それが自然なことだから。

先日、バイト先に飛び込みで患者さんがいらした。受付時間内なので断ることはしないが、診療中の方がいるので少し待つとご家族に話して座って貰っていた。

急いで連れてきたらしく保険証だけを持っていたので、検索してカルテを出した。古くから来ておられる方で、最終来院は1年ほど前だったが…目が違う。それはかつて私が仕事をしていたところでよく見ていた目で、時々母もそんな目をすることがある。

 

認知症なんだということは言われなくても分かった。落ち着きなく何度も同じことを言う。

ご家族が宥めているので、「中に一緒にお入りください」とお願いした。私は前の患者さんと今後のことを話す必要があったからDr.に少し任せて、方針を話して速攻戻った。

 

治療をする間も時々不穏になるが、慣れているところなので(誰が誰かは分かっていなくても)雰囲気で安心してくれたのだろう。Dr.にはやって貰わなないと仕事が終わらないものもあり、私が途中で変わって話をしながら戻ってくるまでの間をつないでいた。

 

ご家族もかかっている。私も直接治療に関わっているので、話しやすかったのか、ホッとしてくれたのか。

・昨年の夏から認知症が始まったこと

・デイサービスに通っていること

 

「気になったらそこで止まってしまうのが認知症の方です。気にしなくていいんです。むしろ治療に対して積極的だからこちらもやりやすいんですよ」とご家族に話し、付け加えて「私の母も要介護持ってますよ」と、年もそれほど変わらないので付け加えた。前に介護系の職をしていたことも伝えると、「そうだったんですね。慣れている感じが見えました」そうなのかな?と思う。

 

ああ、きっと私は誰かの杖になれるのであれば、持てるものを体力も含めて出そうとするんだな。

フル回転ではできないけれど(これは母の介護でも同じ)Dr.を慕って不自由な身体で、遠くからタクシーで来てくれるというのはありがたいことなんだ。勤め先ではそういう体制でいる。在宅をしていないクリニックでできるMaxを提供していくのが多分、私のライフワークの1つだろう。

 

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